TOPICS 新着情報

確かな経営力を身に付ける「八女地域農業経営アカデミー」開講

経営拡大を目指して講義を受ける生産者ら
(写真:経営拡大を目指して講義を受ける生産者ら)
JAや八女普及指導センター、行政、関係機関で構成する八女地域農業振興推進協議会は7月28日、八女市のJA本店で、八女地域農業経営アカデミーを開講しました。

管内の生産者数や栽培面積が年々減少する中、農業経営の拡大を目指す生産者を育成し、産地の維持拡大を図ろうと、昨年から取り組んでいます。

アカデミーは、現状分析に基づいたビジネスプラン(経営戦略)の作成やコンサルタントを招き、課題や目標に応じたオーダーメイドセミナーなど全5回の講義を予定。最終講義では、受講者がアカデミーを通じて策定した、それぞれのプランを発表する予定です。JA管内で親から農業経営を継承する生産者や今後の経営拡大を目指す生産者10人が受講します。

 第1回目となったこの日は、開講式の他、八女普及指導センター職員による講義や、前年度修了生によるビジネスプラン策定についての講話が開かれました。修了生の野中真太郎さんと大野綾さんが、それぞれのプラン策定から実践に至るまでの過程、経営の変化などについて語りました。

 開講式で、同協議会会長の野中公彦JA組合長は「アカデミーを通じて農家として儲かるための自分なりの答えを出し、地域農業を引っ張るリーダーとなって欲しい」と激励しました。