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アスパラガス新規栽培希望者に向けて説明会開く

生産者の田中さん(写真㊧)に栽培方法を学ぶ参加者
(写真:生産者の田中さん(写真㊧)に栽培方法を学ぶ参加者)
7月19日、JAでは農業者の所得増大のために、アスパラガスの新規栽培希望者に向けて説明会を開きました。アスパラガス栽培に興味を持つ組合員が参加し、栽培方法、出荷方法、収益性、補助事業の活用方法などについて学んだ後、筑後市の生産者、田中久美子さんの園地を見学しました。

アスパラガスは収穫物が他の作物に比べて軽く、作業が早朝や夕方といった涼しい時間帯に行われることが多いことから比較的軽労働力で栽培ができます。また、1度定植すると10年以上収穫が可能なことから、高齢者や女性の生産者も多く、複合品目として人気が高い作物です。福岡県でも、過去5年で86人が新に栽培に加わるなど、年々増加傾向にあります。

JA管内では、現在「アスパラガス研究会」40人が約5.3haにアスパラガスを作付け。年間通して96tを出荷しています(2020年度実績)。

田中さんは「アスパラガスは専門的な知識や技術はいらないが、とにかくこまめに手をかけてやることが大切。仲間が増えるとやる気も出るので、ぜひ新規栽培を目指してもらいたい」と話しました。

JAでは、自己改革の一環として2017年から取り組んでいる「農業生産基盤強化支援事業」のうち、「作物導入支援」として、新規に栽培する生産者や規模拡大する生産者に10aあたり5万円の支援を行っています。