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中山間地黒木地区でミカン収穫始まる

生産者によって持ち込まれ集荷されるミカン
(写真:生産者によって持ち込まれ集荷されるミカン)
JA管内の中山間地黒木地区で、令和2年産ミカンの収穫が始まっています。黒木町のJA黒木選果場では、9月28日から集荷が始まり、現在、早生種の「早味かん」「日南」を中心に日量2tが持ち込まれています。最盛期を迎える12月からは、多い日には10tを超えることもあります。

 持ち込まれたミカンは、立花町の北山選果場まで横持ちされます。「早味かん」は直販取引先を主に、10月中旬まで約30tの出荷を予定。以降は、「上野」「北原早生」「青島」など2月下旬まで続く見込みです。

 JAかんきつ部会の同地区では、今年産ミカンを61人が作付けします。昼夜の寒暖差を生かして栽培される同地区のミカンは、特に年明け以降に出荷される貯蔵ミカンの品質について、消費者や関係者からの評価が高いです。生産者によると、今年は夏場に雨が多かった影響で玉伸びが良好。台風の被害も特になく、昨年以上の高品質な出来だそうです。

 同部会は中山間地を中心に、標高差を生かした品種導入を進めており、極早生・早生・高糖系による長期出荷に取り組んでいます。生産者の一人は「中山間地から八女産の高品質なミカンを全国の消費者に届けるため、今後も栽培管理に努めていきたい」と話していました。