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大玉の県産ブランド!キウイフルーツ「甘うぃ」集荷始まる

生産者によって持ち込まれる「甘うぃ」
(写真:生産者によって持ち込まれる「甘うぃ」)
福岡県内一の生産量を誇る、JAキウイフルーツ部会で、令和2年産キウイフルーツ「甘うぃ」の集荷が10月12日から始まりました。「甘うぃ」は、福岡県が開発し、平成28年に品種登録された県産オリジナルブランドで、部会の主力品種「ヘイワード」よりも、一回り大きいです。糖度16~17前後のさっぱりした甘さと食味の良さが魅力です。授粉や収穫作業が他の品種と重ならないため、部会としては今後、生産量向上を図りたい考えです。

 立花町の光友低温倉庫では、初集荷の12日、約22tが持ち込まれました。JAの各集荷場で16日まで集荷される予定です。

 JAは、JA全農ふくれんから委託を受け、県内で唯一キウイフルーツ専用の糖度センサーを備えたJA立花中央選果場で、県内の産地から集まった同品種を選果します。倉庫内の温度調節やエチレン処理による追熟処理を経て東京・大阪・福岡の市場へ出荷。JA管内では140t、県全体では210tの出荷量を見込んでいます。

 今年産は、4月の遅霜や台風の影響が一部見受けられますが、収量は昨年並みで糖度は高く仕上がっています。生産者の一人は「天候の影響で毎年栽培管理が難しいが、品質は例年通り良好。大玉のキウイフルーツを味わってほしい」と話していました。