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2度目のおいしさ!2度切りブドウ出荷始まる

初出荷される希少性の高い「2度切りブドウ」
(写真:初出荷される希少性の高い「2度切りブドウ」)
 JAぶどう部会で、10月16日から、希少性の高い、2度切りブドウの出荷が始まりました。この日は、八女市黒木町のJA黒木集荷場に約100ケース(1ケース1.2kg)が持ち込まれ、福岡県内の市場に出荷されました。11月下旬まで出荷し、季節限定での販売となります。

 2度切りとは、5~6月に収穫したハウス栽培の園地で年内にもう一度収穫を行う栽培方法。収穫後に枝を剪定し、新しい枝葉を使い、来年の生育を充実させる技術で、来年産ブドウの品質を向上させる狙いもあります。県内では当部会のみが行っています。全国的にブドウが少ない11月に巨峰が味わえることや夏場に出荷する巨峰に比べ若干粒が小さく食べやすいこと、また、糖度も17度を超え消費者からの人気も高いです。

 令和2年産は、生育期の天候にも恵まれ結実良好。特に10月は降雨が少なく、日照時間も十分に確保できたことで例年以上に糖度が高く高品質なブドウに仕上がっています。

 同部会では、2年産2度切りブドウを、5人が約1haに作付け。出荷は11月下旬ごろまで行われ、11月上旬ごろにピークを迎えます。

 この日、集荷場に2度切りブドウを持ち込んだ生産者は「今年産は糖度が高く昨年を上回るブドウができている。この季節に味わうことができる希少な2度切りブドウの味を是非楽しんでほしい」と話していました。