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もち米「ヒヨクモチ」集荷始まる

持ち込まれた「ヒヨクモチ」の品質を確認するJA職員
(写真:持ち込まれた「ヒヨクモチ」の品質を確認するJA職員)
JAもち米研究会で、令和2年産「ヒヨクモチ」の集荷作業が10月19日から始まりました。初集荷となった19日、筑後市のJA筑後カントリーエレベーター(CE)には、収穫されコンテナに積まれた同品種がトラックにより続々と持ち込まれました。10月25日まで、計825tを集荷予定です。乾燥・調整作業を経て、契約取引先などに出荷します。

 もち米の同品種は、炊いても硬くなりにくく、餅を始め、赤飯、菓子類などの原料として使用されています。九州地方の平坦で肥沃な水田地帯を意味して名付けられています。

 今年産は、トビイロウンカの被害や生育期の長雨の影響が一部見受けられています。JAでは、今年3月下旬に、同CEで稼働する1号基の機能向上対策工事を完了させました。最新の比重選別機やフルカラー色彩選別機、大型循環式乾燥機や籾摺調製設備などを駆使し、より高品質な米生産に努めています。

 同研究会は、現在、同市の3法人が約113haに作付けしています。JA担当職員は「『ヒヨクモチ』は栄養価が高く食べやすい。乾燥・調製を徹底し、地元産もち米の消費拡大に努めたい」と話していました。
集荷されるもち米「ヒヨクモチ」
(写真:集荷されるもち米「ヒヨクモチ」)