TOPICS 新着情報

青年部員がハウス施設のフィルム展張作業を代行で支援!

協力しながらビニールハウスの展張作業を行う部員たち
(写真:協力しながらビニールハウスの展張作業を行う部員たち)
JA黒木地区青年部では、組合員を対象に、ハウス施設のフィルム展張作業を代行しています。危険を伴う作業を代行して請け負うことで、高齢の施設生産者の労力を低減することが目的です。高齢化や人手不足が進む地区の農業を、若い力で支えようと約10年前から取り組んでいます。

 同地区では、6支部で67人が青年部に所属します。展張作業の代行は、職員が組合員に毎月手渡しするJAの広報誌にチラシを添え、JA黒木地区センターを通して募集しています。今年は、現在まで14件の応募があり、部員たちは支部ごとに分かれて集まり、代行作業を請け負います。作業の内容は、天井ビニール張りやハウスバンド締めなど。依頼者には原則として新品のビニールをJAから購入してもらいます。応募のほとんどがイチゴ生産者で、苗を定植後の10月中旬の作業が主になります。部員らが協力して行うことで、個人の技術向上や部員間の絆を深めることができる他、地域の農家との交流の場にもなっています。
協力しながらビニールハウスの展張作業を行う部員たち
 取り組みの当初より依頼しているという70代の生産者は「体力が落ち夫婦二人ではビニール張りができずに困っていた。展張作業は高所での作業が多く、高齢夫婦には厳しいものがある。代行サービスは本当に有難いし心強い。青年部のおかげで毎年イチゴの生産出荷が出来ている」と笑みをこぼします。

 黒木地区部長の山内幸博さんは「展張作業の代行を通して、先輩農家の方々が長く農業を続けられるよう、生産基盤の維持に貢献していきたい」と話していました。
協力しながらビニールハウスの展張作業を行う部員たち
協力しながらビニールハウスの展張作業を行う部員たち