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中山間地黒木地区でユズの出荷が本格化

出荷が本格化する中山間地黒木地区のユズ
(写真:出荷が本格化する中山間地黒木地区のユズ)
 JA黒木ゆず研究会で、11月上旬から始まった令和2年産ユズの出荷が本格化しています。黒木町のJA黒木選果場には、現在連日約2.5tが生産者により持ち込まれています。需要が高まる冬至に向けて、年内いっぱいまで、青果を東京・広島・福岡県内の市場へ、原料を福岡県内の加工業者へ出荷。約60tの出荷量を見込みます。

 中山間地で栽培される同町のユズは、昼夜の寒暖差が大きい気候に恵まれた、色味の良さと風味が魅力です。同研究会では、今年産を33人が約530aに作付けします。

 同町の豊田邦明さんの約40aの園地でも、連日収穫作業が続いています。豊田さんによると、今年産の出来は「夏の高温などの影響でやや小玉だが、青果率が高く、品質は今年が一番良い」と太鼓判を押します。

 八女茶栽培と兼業してユズを栽培する豊田さんの園地では、見た目の美しいユズを出荷するため防除を徹底しています。また、2~3月に行う剪定は収量を左右する重要な作業で、枝が密にならないよう古い枝を落とすなど、管理に気を配っています。

 豊田さんは「ユズはこれからの季節が本番。色艶のある青果で秀品のものを多く出荷できるよう励みたい」と話していました。