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ハウス栽培平莢インゲン出荷本格化

目合わせ会で出荷規格を確認する参加者
(写真:目合わせ会で出荷規格を確認する参加者)
JAインゲン豆研究会で、令和2年産ハウス栽培の平莢(さや)インゲンの出荷が本格化しています。10月中旬から収穫が始まり、現在、黒木町のJA黒木集荷場には、日量平均150ケース(1ケース2㎏)が持ち込まれています。年末・正月需要を見込む12月中旬に最盛期を迎え、来年4月中旬まで、関東・関西・広島・北九州・福岡の市場へ出荷します。

  周年で出荷する同部会では、5月以降からは露地栽培のものの出荷が始まります。出荷する品種は「シュガーグリーン」。一般的なインゲン豆よりも大きく秀品率も高いです。筋がないので食べやすく、柔らかい食感と風味が魅力です。消費者の間では、年末や正月の煮物料理として使われるなど人気があります。

 今年産は、生育期の天候に恵まれ順調に生育。今後も、高温で少雨の気候で推移することが見込まれるため、高品質なインゲン豆の出荷が期待できます。

 11月27日には、出荷本格化に合わせて栽培講習会と目合わせ会を開きました。八女普及指導センター職員から、側枝の整理・誘引や摘葉、かん水など今後の管理について説明がありました。また、目合わせ会では、並べられた実物を見ながら出荷規格を確認。有利販売を狙えるよう、持ち込む数量を事前に通達することなどを申し合わせました。

 同研究会の樋口智会長は「今後は温度管理や霜対策を十分にし、食味良好のインゲンを消費者に届けたい」と話していました。