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クリスマスに照準!パッケージセンターで「博多あまおう」出荷作業盛ん

作業員によってパック詰めされるイチゴ「博多あまおう」
(写真:作業員によってパック詰めされるイチゴ「博多あまおう」)
JAいちご部会で、年内最大の需要期であるクリスマスに向けて、令和2年産イチゴ「博多あまおう」の出荷が本格化しています。JA管内のパッケージ施設でも連日、荷造り出荷作業が続いています。

 イチゴは、八女市と筑後市にあるパッケージセンターの他、広川町にある、JA全農ふくれん県南VFステーションの計3施設に持ち込まれています。今年度は、3施設合わせて生産者185人が利用し、年間で約1,698tの出荷量を見込みます。現在では、3施設合わせて日量平均11tが持ち込まれており、最盛期には20tとなる日もあります。検査員による評価や作業員によるパック詰めなどを経て、全国の生協や量販店に出荷されています。

 JAのパッケージセンターでは、イチゴの集荷から検品、パック詰め、梱包、出荷まですべてJAが一括して請け負います。生産者の労力を減らし、栽培管理に集中できるようにすることで、生産数量の確保や品質向上につなげています。

 販売は、基本的に直販で行い、約150社の取引先と直接商談することで販路拡大につなげています。作業員が1粒ずつ手作業で、重さを厳密に計りながら選別。取引先の需要に応じた規格でパック詰めします。コンベアを有効活用し、作業を分担することでパッケージ処理能力を高めています。

 JA担当職員は「生産者の高齢化が進む中、パッケージセンターが一体となって産地を維持し、高品質なイチゴ出荷に繋げていきたい」と話していました。