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大月敏功さんが県花き品評会で農林水産大臣賞を受賞!

悲願の農林水産大臣賞を受賞した大月さん夫妻
(写真:悲願の農林水産大臣賞を受賞した大月さん夫妻)
令和2年度花き品評会が12月8~9日に開かれ、「技術・ほ場の部(電照菊)」で、八女市酒井田の大月敏功さん(47)が栽培する白菊「神馬」が、最高位の農林水産大臣賞に選ばれました。品評会は、電照菊の品質改善・向上を目的に毎年開かれています。福岡県や県花き園芸連合会、JA全農ふくれんなどで構成する「花あふれるふくおか推進協議会」が主催します。

 出品数は、選抜された全13点で、輪ギクの他、今年から初めて、洋マム1点が管内の生産者により出品されました。生育・開花の揃い、病害虫被害の有無、葉と花のバランス、1㎡当たりの仕立て本数、ほ場の管理清掃などを重点項目に5人の審査員が審査しました。

 両親の跡を継ぎ、20年以上輪ギクを栽培している大月さんは「品評会でこの賞をとることが長年の目標だった。親孝行ができて良かった」と喜びをかみしめていました。大月さんの園地では、今年9月中旬に定植。定植後に台風や大雨などの災害がなく「好天に恵まれ、思うようにかん水ができたし、芽の伸びも良かった」と受賞の要因について話します。また、一緒に作業する妻の民絵さん(45)や家族、2人の外国人研修生、JA営農指導員など、周囲の尽力にも感謝しています。

 八女電照菊の魅力について大月さんは「祭壇や仏壇に飾り映えのする美しさが良い」と話します。今年は新型コロナウイルスの影響で花の販売が苦戦し、見通しが立たない中の出荷となりましたが、「作るからには消費者に喜んでもらえるような高品質な花を」と栽培に励みました。年末需要に向けて、輪ギクの出荷が最盛期を迎える中、大月さんは「今は家にいる時間が長い分、家庭で飾ってもらって楽しんでもらえたらうれしい」と消費者にPRします。