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年末需要に向けて八女電照菊「神馬」出荷が最盛

美しい八女電照菊「神馬」を出荷する坂田さん
(写真:美しい八女電照菊「神馬」を出荷する坂田さん)
全国有数の輪ギク産地として知られるJA電照菊部会で、主力品種「神馬」の出荷が最盛期を迎えています。年末需要を控え、JAフラワーセンターには、現在、日量2,000ケース(1ケース150~200本)が持ち込まれ、北海道から福岡まで全国の市場に出荷されています。

 秋ギクの同品種は、純白の花と艶のある濃い緑の葉が特徴。日持ちも良く、冬場では1か月程度咲き続けます。令和2年産は、9月の定植期の台風による影響が懸念されましたが、好天に恵まれ順調に生育。この日集荷場に持ち込んだ、生産者の坂田常男さんも「病害虫の被害もなく上々の仕上がりだ」と太鼓判を押します。

 同部会では、今年産輪ギクを109人が約90haに作付けします。夏秋ギク「精の一世」「優花」、秋ギク「神馬」などを施設栽培。年間を通して安定生産に努めています。

 今年は新型コロナウイルスの影響で、葬儀などのイベントが少なくなる中、日用品として気軽に八女産輪ギクを楽しんでもらおうと、ウェブでの販売にも取り組んできました。また、スマートフォンアプリ「花き管理システム」を活用したウェブでの目合わせ会や営農指導など、コロナ禍に対応した高品質な輪ギク出荷・販売に努めています。

 定植後の好天で土の乾きが良く、水管理を徹底しているという坂田さんは「年末の需要期に、八女産輪菊を全国の消費者にしっかりPRしたい」と話していました。