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単価上昇に期待 リーフレタス出荷最盛

高品質なリーフレタスを持ち込む石井さん
(写真:高品質なリーフレタスを持ち込む石井さん)
JAリーフレタス部会で、リーフレタスの出荷が最盛期を迎えています。令和3年は1月3日から出荷が始まりました。八女市のJA稲富集荷場では連日、日量約3,500ケース(1ケース4㎏)を出荷。箱詰めされたリーフレタスを載せた軽トラックが行き交い活気づいています。北九州や関東の市場へ、5月下旬まで約900tの出荷量を見込みます。

 同部会では現在、70人が56haに作付け。冬場の作業が比較的少ない茶生産者を中心に構成しています。同市でリーフレタスを1.2haに栽培する石井貴寛さんは、5日、115ケースを持ち込みました。石井さんは今年産の出来について「好天に恵まれ品質はとても良い。形や大きさが揃っていて色も美しい」と話します。石井さんの園地では、肥料を均一に散布できるよう効率を重視しながら作業します。また、ビニール被覆のタイミングを見計らうことで、霜対策や温度管理を万全にしています。

 リーフレタスは昨年末、全国的に出荷量が多かったことや新型コロナウイルスの影響で外食需要が鈍いことなどから、販売単価が落ち込みましたが、現在はやや回復を見せています。石井さんは「部会が出荷するリーフレタスは、赤や緑の彩りが良く、いろんな調理法があるので、コロナ禍でも家庭で食べてほしい」と話していました。