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みずみずしさ十分春芽「博多アスパラガス」出荷順調

作業員によって選別され出荷される「博多アスパラガス」
(写真:作業員によって選別され出荷される「博多アスパラガス」)
JAアスパラガス研究会で、1月24日から始まった春芽の「博多アスパラガス」の出荷が順調です。八女市のJA稲富集荷場では、現在週3日集荷が行われています。2月2日は、生産者によって約164kgが持ち込まれ、作業員によって選別された後、関西の市場に出荷されました。2月下旬から連日出荷となり、3月中旬に春芽、7月上中旬に夏芽の最盛期を迎えます。10月いっぱいまで出荷量105t、販売金額1億円を見込みます。

 春芽のアスパラガスは、夏芽と比べると、緑色が濃く、水分をより含んでいるため柔らかく、食味の良さが魅力です。

 同研究会は、令和3年産を42人が5.6haに作付けします。アスパラガスは1度定植すると、10年以上収穫が可能なことや、栽培管理が比較的容易なこともあり、女性や高齢者からも人気の高い品目の一つです。JAでも独自に取り組んでいる「農業生産基盤強化支援事業」の「作物導入支援」として、新規栽培や規模拡大する生産者を支援しています。

 この日、5.4kgを集荷場に持ち込んだ広川町の田中光輝・かをるさん夫妻の園地でも収穫が始まっています。5年以上アスパラガス栽培を続けている田中さんの園地では、換気や施肥、かん水を小まめに行うことで、高品質なものを収穫できるよう日々管理に励んでいます。田中さんは「アスパラガスは栄養価が高く食べ方もいろいろある。家庭で食べて元気になってほしい」と消費者にPRします。