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八女市新茶祈願祭開き豊作・良質祈る

広大な茶園に向かって新茶の収穫を祈願する神職
(写真:広大な茶園に向かって新茶の収穫を祈願する神職)
「福岡の八女茶」が新茶シーズンを迎え、JA、八女市、JA茶業部会八女支部などで構成する八女市新茶祈願祭実行委員会は、4月9日、「第49回八女市新茶祈願祭」を八女中央大茶園五社神社で開きました。全国有数の高級緑茶産地として、令和3年産の豊作と良質を祈りました。

新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、規模を縮小して開催。出席者約20人が全員マスクを着用して開かれました。神事では、神職が広大な茶園に向かって良質や豊作、農作業などの安全無事を祈願。また、齊藤信一実行委員長や鵜木髙春JA組合長、三田村統之八女市長らが玉串をささげました。

今年産は、1月までの寒さで芽に栄養が十分に蓄積され、その後の暖かい気候に恵まれ充実した新芽が順調に生育。例年以上に高品質な一番茶の収穫が期待されています。

昨年産は、新型コロナウイルス禍により茶の消費や価格が低迷し、販売に苦しみましたが、巣ごもり需要や消費者の健康志向の高まりもあり、リーフ茶の消費が増加傾向にあります。関係者は高単価での販売に期待を寄せています。

鵜木組合長は「今年は天候に恵まれ例年になく高品質な茶が生育している。茶商の皆さんには少しでも高値で買ってもらって、茶のシーズンが無事に終わることを祈っている」と抱負を述べていました。