TOPICS 新着情報

令和3年度八女茶初入札 平均価格6,448円で好スタート!

荒茶の香気など品質を確認する茶商ら
(写真:荒茶の香気など品質を確認する茶商ら)
「福岡の八女茶」の令和3年度新茶初入札会4月12日、八女市のJA全農ふくれん茶取引センターで開かれ、落札価格のkg平均単価は6,448円と好スタートを切りました。㎏最高価格は、100,088円となりました。

初入札には、早生品種「さえみどり」など265点(昨年86点)、8,734.5㎏(同2,318.8㎏)の荒茶が上場されました。令和3年産は、冬場の冷え込みによる十分な休眠と、2~3月にかけての気温が平年より高めに推移したことで、昨年より5日程度早く生育。遅霜の影響もなく順調に生育し、まろやかでコクのある茶が上場されました。関係者らも「例年になく高品質な仕上がり」と期待を寄せています。4月下旬から5月上旬にかけて出荷の最盛期を迎えます。

入札は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、規模を縮小して、関係者のみ約60人の参加となりました。茶商らは全員マスクを着用し、体温測定、健康チェック、手洗い、アルコール消毒を行うなど感染対策を徹底しました。各自でティースプーンを持参し、荒茶サンプルを入念に確認。選び抜いた荒茶の香気、水色、滋味などを吟味しました。

鵜木髙春JA組合長は「八女茶は八女地域の柱となる農産物。生産者が来年も八女茶を作っていこうと思えるよう、茶商の皆さんには少しでも高値での取引に期待したい」と話していました。