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旧盆出荷に向けてシンテッポウユリ栽培講習会ひらく

旧盆出荷に向けて生育状況を確認する参加者
(写真:旧盆出荷に向けて生育状況を確認する参加者)
JAふくおか八女花き部会シンテッポウユリ部は、5月27日、八女市黒木町で2021年産シンテッポウユリの現地互評会を開きました。市場からの需要が高い旧盆出荷に向けて、高品質なシンテッポウユリ栽培で、有利販売を図ることが目的。部員やJA、八女普及指導センター、JA全農ふくれん他関係職員15人が参加しました。

互評会では、部員4人の園地を巡回。現在の生育状況を見ながら、肥培管理など梅雨期の栽培方法について申し合わせました。

また、昨年から色見本や器具を用いて葉の色を数値化する試みを開始。グラフにして可視化することで追肥やかん水のタイミングを生産者が正確に把握できるように取り組んでいます。

統計史上1、2位を争う早さで梅雨入りを迎えた今年ですが、生育は順調。昨年悩まされた葉枯病の被害もなく、収量の増加が見込まれます。

同部では、今年は10人が約112aに作付けします。今年産は2月下旬から定植が始まり、6月上旬から極早生系統の出荷が始まる見込み。10月下旬まで約20万本を関東、関西、九州の市場に出荷する予定です。

シンテッポウユリは、平坦地から中山間地まで広く作付けできることから、水田の転作作物として人気があり、JAでも独自の支援事業などを通じて、栽培を推進しています。

JA担当職員は「コロナ禍で売り上げの厳しい中、高値での取引に期待したい」と話しました。