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栽培技術向上のため青年部員がブドウの房づくりコンテスト開く

理想のブドウの房づくりを目指し、摘粒作業に励む部員たち
(写真:理想のブドウの房づくりを目指し、摘粒作業に励む部員たち)
JAぶどう部会青年部黒木地区は、栽培技術の向上を図るため、一昨年から部員全員によるブドウの「房づくりコンテスト」を開いています。コンテストは、収穫時のブドウの品質を左右する摘粒作業を中心に、収穫までの房作りを競うものです。

6月2日、部員16人は、自らが管理する八女市黒木町の約15aの苗床ハウスに集合しました。生育途中の「シャインマスカット」を1人3房ずつ選び、各自ラベルを枝に付けた後、はさみで摘粒作業を行いました。

同部会ではパック詰めしたときの見た目の美しさや、粒数・粒揃いを良くするため、理想とされるやや小ぶりの卵型を目指し作業を行います。

コンテストでは、収穫後のブドウを各自でパック詰めした後、製品の出来を部会の支部役員が粒張り、房型、房締まり、粒揃い、外観全容を基準に審査し、総合得点で表彰します。部員は摘粒後も、ブドウの成長過程を見ながら、各自自由に房の修正や仕上げを作業することができます。

青年部員たちの発案で始まったこの取り組み。 昨年のコンテストで優勝した小川湧磨さんは、二連覇に向けて「去年よりも良いものを作る気持ちで臨む。自分の成長を常に追い求めたい」と意気込みをみせました。

部員たちが競い栽培したブドウは、新型コロナウイルスの感染状況に鑑み、同町の小学校による収穫体験が行われる予定です。