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「福岡の八女茶」のぼりで健康志向の消費者に魅力PR

消費者に八女茶のカテキン効果をPRするのぼり
(写真:消費者に八女茶のカテキン効果をPRするのぼり)
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で消費者の健康志向が高まる中、JA茶業部会では、「福岡の八女茶」ののぼりを立てて魅力をPRし、販売促進に役立てています。のぼりは縦180cm×横60cm。「カテキンパワーでウイルス対策」という文字の他、昨年2月にデザインされた「福岡の八女茶」のロゴマークが記載されています。

昨年春の一番茶のシーズンでは、コロナ禍によりイベントや販促活動が自粛されたことにより、販売が苦戦を強いられました。一方コロナ下で巣ごもり需要が続く中、消費者に緑茶を飲んで健康になってほしいという思いから、同部会が発案。福岡県からの予算を活用しながら製作し、今年3月下旬から県の茶商工組合に配布しました。現在、JA管内の茶小売店舗や生産農家の茶工場、関係施設に約1,500本を立てています。

同部会の江島一信部会長は「八女地域には茶業関係施設が多く、のぼりが頻繁に目に付くことで消費者に八女茶への関心を高めてほしい」と話します。また、のぼりの別途注文が入るなど、関係者からの反応も大きいそうです。

昨年、奈良県立医科大学の研究チームから、緑茶によって新型コロナウイルスが不活性化されるという研究事例が発表されるなど、緑茶の効能について複数の機関で研究が進んでいます。特に、緑茶にのみ含まれている「エピガロカテキンガレート」には、抗ウイルス効果への期待が高いです。

江島部会長は「八女茶に限らず、緑茶が健康に良いという消費者へのPR活動が全国の他産地でも広がっていくことを期待している」と話していました。