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イチジク夏場の栽培管理を徹底

副梢の処理について確認する参加者
(写真:副梢の処理について確認する参加者)
JAいちじく研究会は6月8日と10日、JA管内各地区で令和3年産イチジクの夏期管理講習会を開きました。7月下旬から始まるイチジクの出荷に向けて、夏場の栽培管理を徹底することで高品質出荷につなげることが狙いです。

今年の講習会は、新型コロナウイルス感染症対策のため規模を縮小して開催。この日(6月8日)八女市で行われた講習会では会員やJA担当職員、八女普及指導センター職員ら6人が参加しました。

栽培管理では、①新梢・副梢管理と摘芯の方法②梅雨明け後の排水対策―などについて確認しました。特に収穫開始前後、数日おきにかん水を行うなど、水管理の重要性についてJA営農指導員が説明しました。他に反射マルチシートの種類や病害虫防除の方法についても申し合わせました。

同研究会は、今年産イチジクを35人が5haに作付け。「とよみつひめ」「桝井ドーフィン」の2品種を出荷します。今年は昨年より27日ほど梅雨入りが早まりましたが、今のところ目立った被害もなく順調に生育しているとのこと。8月下旬から9月にかけて出荷最盛期を迎え、11月下旬まで続く見込みです。

参加した生産者の一人は「かん水などの水管理を徹底し、玉の大きな高品質なイチジクの栽培に尽力したい」と話しました。