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早期摘果で高品質な「早味かん」生産目指す

(写真:摘果の方法について説明を受ける参加者)
JAかんきつ部会は、6月22日から25日にかけて令和3年産のかんきつ夏季管理講習会を開催しました。販売先の要望に合わせたサイズや品質を生産し、消費拡大を促すことを目的としています。

講習会は、同部会を地域ごとに24のグループに分け開催。この日(6月23日)は仁合地区で行われ、JA園芸指導課の担当職員が、実際に部会員の園地に赴き摘果作業を実演しながら説明しました。昨年は日焼けが多く見られたことから、8月以降は果実が下向くような摘果を心掛けるよう申し合わせました。

福岡県のオリジナルブランド「早味かん」は、9月に糖度が12度を超えるものもあり、食味が良く市場からの評価が高い品種です。同部会としても生産拡大に力を注いでいます。今年産は、5月中旬の一次落果が多かったため、7月から時期別の肥大状況に合わせて小玉果になり過ぎない様に注意し栽培管理を行います。9月中旬には初出荷を迎える見込みであり、1,000tの出荷を目指します。

JA担当職員は「いまだ新型コロナウイル感染症が収束せず、人との接触が制限される中ではあるが、秋から出荷を計画している八女ブランドみかんである『早味かん』『華たちばな』『手詰め・蔵出しみかん』と糖度の高いみかんを生産し消費者へ提供していきたい」と話しました。