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人気品種「シャインマスカット」初出荷にあわせ目合わせ会開く

(写真:出荷規格を入念に確認する参加者)
福岡県内系統販売シェアの約6割を占めるJAぶどう部会で、高糖度で皮ごと食べられる人気品種「シャインマスカット」の初出荷に合わせて、6月25日、出荷目合わせ会を開きました。

目合わせ会では部会員やJA職員などあわせて23人が参加しました。参加者は今年4月より福岡県全域に導入された粒の大きさや着色程度などが書かれた規格表と実物を見比べ収穫のタイミングなどについて申し合わせました。

令和3年産は全体的に結実や玉太り、酸切れも例年並みと良好。梅雨入りこそ早かったものの、晴れの日が多かったことから糖度をしっかりと蓄えた高品質な仕上がりとなっています。ハウス栽培のものが8月上旬までで、以降は雨除けトンネル栽培に切り替わります。8月下旬に最盛期を迎え、9月いっぱいまで出荷が続く見込みです。

JAでは、集荷場で毎日、荷口ごとに糖度18以上、酸度0.6%以下の基準で糖度検査を行っており、厳選したシャインマスカットのみを出荷します。350gパックを中心に販売しており、あえて小ぶりにすることで房での味のばらつきをなくし、食味を重視した房づくりに取り組んでいます。

JA担当職員は「シャインマスカットは年々需要が増してきている。コロナ禍で何かと厳しい時代であるが、高単価での取引によって生産者の方へ還元できるよう努めたい」と話しました。