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深緑光る!「県境(けんざかい)きゅうり」目合わせ会開く

(写真:出荷前に県境きゅうりの品質を確かめる生産者)
6月29日、JA夏秋きゅうり研究会はJA上辺春集荷場で「県境きゅうり」の出荷目合わせ会を開きました。出荷が本格化していくこの時期に果色や長さ、実の曲がり具合といった出荷規格を統一することが目的。部会員やJA職員含めて約20人が参加しました。

目合わせ会では各等階級のサンプルを使って、JA職員が出荷規格について説明しました。 参加者はサンプルを手に取り、栽培方法や収穫のタイミングなどについて意見を交換しました。   

「県境きゅうり」は八女市立花町の中山間地で、昼夜の寒暖差を生かし、露地栽培で作られます。ツヤがあり、深緑のみずみずしい色と歯応えが魅力。地元の学校給食でも使われており、その品質の高さから市場からの評価も高い品種です。

同研究会は、今年は13人が7品種のキュウリを作付けします。土地の標高や日照時間に考慮し、栽培する品種を選定することで、病気に強い良質なキュウリを長期間収穫できます。また、5月、6月、7月と分けて定植することで、労働力の分散や長期間の出荷による有利販売に繋げています。

同研究会の中村信幸会長は「キュウリはたくさん水分を含んでいる。これから汗をかく季節になるので水分補給に役立ててもらいたい」と話しました。