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果汁たっぷりスモモ「貴陽」出荷大詰め

(写真:箱詰め出荷されるスモモ「貴陽」)
JAすもも部会で、令和3年産スモモ「貴陽」の出荷が大詰めを迎えています。黒木町のJA黒木選果場では、この日(5日)、3,000パック(1パック400g)が持ち込まれ、福岡や関東、関西などの市場へ出荷されました。7月中旬までに約25tの出荷を見込みます。

「貴陽」は、重さが200g以上と通常のスモモよりも3~4倍ほど大きく、糖度16の濃厚な甘さと果汁の多さが特徴です。品種特性上結実が難しく、希少性が高いとされています。

同部会では、同品種の中で特に大玉で高品質なものを化粧箱入り(1.2㎏)で出荷。高値のものは2,000円前後で取引されます。今年産は、生育期の好天に恵まれ、出荷が例年より1週間ほど早まりました。やや小玉傾向ですが品質は例年通り良好に仕上がっています。

同部会では現在、18人が同品種を作付け。すべて雨よけハウスで栽培しています。同部会では、より着果を良くするため、受粉の徹底や受粉樹の導入に部会全体で取り組んでいます。また、果樹の下に反射マルチシートを敷くことで、色付きの良いスモモを作るなど工夫しています。

連日出荷が行われている同部会では、晩生種「太陽」の出荷も始まっており、8月中旬までリレー出荷が続く見込みです。