TOPICS 新着情報

小学生と八女農生が田植え体験で米作りを学ぶ

(写真:丁寧に手植えをする児童)
福岡県八女市立長峰小学校の5年生児童63人と、福岡県立八女農業高校の生徒は、6月30日、八女市長峰の田んぼで田植え体験をし、米作りを学びました。同市のイチゴ生産者の樋口賢治さんら地元農家の呼びかけで始まり、今年で5回目となります。児童が田植えや収穫だけに留まらず、米の加工や販売といった体験を通して米作りの大切さについて学ぶ取り組みが、テレビ番組「日本のチカラ」で取り上げられるなど、地域や教育機関などで注目を集めています。
(写真:八女農高生徒と協力しながら手植えをする児童)
体験では、児童は田んぼに横一列に並び、植える場所や植え方などを同高生徒に教わりながら丁寧に手植え。泥んこになりながら、約1時間の体験を楽しみました。児童の一人は「機械と違って手で植えるのは大変だけど楽しかった」と笑顔で話していました。

田植えをした田んぼは、同小学校の合言葉にちなんで「峰の子ガッツ田」と名付けられています。児童は今後、除草作業と稲刈りを体験。新米は、児童がラベルをデザインした「長峰ガッツ米」やポン菓子として、学校行事などで販売される予定です。

樋口さんは「お米がどれだけの手間をかけて作られているか学んで、ご飯を食べることをより身近に感じてほしい」と話していました。