TOPICS 新着情報

ぶどう部会優れた経営・販売戦略が評価され、農林水産大臣賞受賞

JAぶどう部会は第26回全国果樹技術・経営コンクールにおいて農林水産大臣賞を受賞しました。同コンクールは果樹技術の発展や果樹農家の経営改善に資することが目的です。高品質栽培の生産体制や長期的な安定出荷による経営・販売戦略が高く評価されました。
同部会は、4支部で構成され、現在318名が所属。全国的にも減少傾向にある黒系ブドウの生産維持や市場との連携強化、高品質安定生産のための栽培技術向上により、令和6年度は販売実績33億4,700万円を突破しました。
同部会では、全国に先駆けて電照栽培を導入したことにより加温栽培における翌年の花穂着生や果粒肥大不良の課題解決に努め、高品質出荷を実現させました。また、超早期加温・早期加温・無加温・トンネル栽培を取り入れることで、県内ブドウ産地で最も早い5月上旬から出荷を開始し、10月中旬までリレー出荷を行っています。長期間の安定出荷により、生産者の所得向上につなげています。
他にも、園地巡回による生育状況の把握を行い、市場に対してこまめな生産状況と出荷計画の発信を行う他、市場に提案価格を提示することで市場と連携して販売戦略を構築しています。
出荷については、高品質なものを安定して供給するため、着色や大きさ、食味など厳しい出荷基準を設けています。着色判断ができないシャインマスカットにおいては常時出荷ごとに糖酸検査を実施。基準を満たしたものを出荷し、品質維持に努めています。  
今後、新技術を積極的に導入することでさらなる高品質栽培につなぐとともに、消費者や市場に安全・安心なものを提供できる産地として「JAふくおか八女」のブランド強化につなげたい考えです。