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かんきつ春季管理講習会開く

 JAかんきつ部会は4月25日~5月1日にかけて春季管理講習会を開きました。品種の特性に合わせた着花数の管理を行うことで、年ごとに収量の増減が大きいミカンの安定出荷につなげることが狙いです。JA管内24地区に分かれ、全部会員を対象に行いました。
 地区ごとに生産者の園地で行われた講習会では、JA職員が実演を交えながら今後の剪定方法や夏肥の施用方法について説明。次年度の母枝確保のため、年ごとの着花が不安定な早生・高糖系の品種を中心に、摘蕾や薬剤散布による着果調整方法を指導しました。また、秋季の高温・乾燥による葉色低下や枝枯れが見られるため、適切な施肥や葉面散布による樹勢回復を図るよう呼び掛けました。
 同部会は令和6年産を295人が342haに作付け。JA管内の高低差を生かした品種導入を進め、半年以上の長期出荷を行っています。また透湿性シートマルチを使用した高糖度のミカン栽培に取り組んでおり、糖度11度以上のものを独自ブランド「華たちばな」として販売します。今後は、引き続き計画的な品種更新や隔年結果の是正を行うことで、更なる高単価での取引につなげていきたい考えです。