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いちご部会でドローンによる遮光塗布剤散布開始

 JAいちご部会は、ドローンによるハウスの遮光剤散布を開始しました。高温による収穫量の減少や品質の低下といった問題や、農作業の省力化に向けて取り組みます。3月12日にはJA就農支援センターで、ドローンを実際に使った散布試験を実施。部会関係者など合わせて50人が参加しました。
 近年の温暖化の影響を受けやすいハウス栽培では、果実の日焼け防止やハウス内の温度上昇を抑制するため遮光剤の散布が必要不可欠となっています。従来の動噴を使ったやり方では、ハウスに上って散布するため作業の危険性が高く、ムラができやすいといった問題がありました。また、散布時期が収穫期と重なるため、改善を求める声が多く上がっていました。
 ドローンの導入により、遮光剤の散布が委託できるようになり、省力化や収穫・パック詰めに専念できます。今後JAでは、イチゴの他にも高温期にハウス栽培を行うトマトやアスパラガスでも導入を進めていく考えです。
 JA担当職員は「ドローンによる散布で省力化を図り、暖候期にも良品質のイチゴ作りを目指してほしい」と話しました。