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いちご部会中間検討会で今後の販売対策を確認

 JAいちご部会は1月24日、八女市のJA本店で令和5年産イチゴ「博多あまおう」の中間検討会を開きました。今年1月下旬までの同品種の生育・出荷状況や販売実績を確認し、春先の出荷最盛期に向けた販売対策について市場関係者と意見を交換しました。JA職員や全国の市場8社の担当職員ら約20人が参加しました。
 検討会では、JA園芸指導課と販売営業課の担当職員が、それぞれ生産・販売の概況について説明しました。本年産は、クリスマス寒波の影響で12月下旬の出荷量は前年を下回りましたが、年明け以降は徐々に増え、1月下旬現在では、日量約4万パック(1パック270gで前年比150~200%)前後が出荷されています。今後、2番果は2月中下旬、3番果は3月下旬から4月上旬にかけて出荷最盛期を迎える見込みです。
 検討会では、部会役員と市場関係者が今後の販売対策について意見を交換しました。部会としては今後、他作物の出荷状況や輸出需要などの情勢を考慮しながら売り場を確保しつつ、着色基準など品質を維持し、過去最高となる1㎏単価1,600円での販売を目指します。JA担当職員は「5月の最終出荷まで産地の情報を市場にこまめに繋ぎながら、有利販売を目指していきたい」と話していました。