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正月の縁起物「黒木串柿」出荷

 黒木町のJA黒木集荷場で、正月の縁起物「黒木串柿」が集荷されました。三種の神器の一つの「剣」に見立てられ、家内安全や健康祈願を込めて家庭で飾られます。
 同町の特産である「黒木串柿」は、10月下旬から11月上旬に収穫した渋柿を、皮をむき竹串に刺して家庭の軒下などで約1か月間天日干しにします。12月20日に同集荷場に持ち込まれた柿を丸一日保管し燻蒸。その後JA職員が、形や色付き・乾き具合などを確認し、等級ごとに仕分け梱包します。長崎・熊本県内の市場に出荷され、24日と26日に競り市にかけられます。
 串柿は、10個の渋柿を横向きに並べ竹串に刺し、5本の竹串を稲わらでつなげたもの。それを2さげで「1連」とし、100個の渋柿が連なります。今年産はカメムシの影響で昨年より収量が少ないですが、品質は例年通り良好。4件の生産者が約100㎏を出荷します。
 JA担当職員は「昨年より量が少ない分、高単価での販売が期待できる。正月を飾る縁起物として飾ってほしい」と話していました。