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幸せを運ぶ黄色い花!洋ラン「ハニードロップ」出荷本格化

 JA洋ラン部会で、令和4年産オンシジューム「ハニードロップ」の出荷が本格化しています。輸入物の洋ランが国内の流通のほとんどを占める中、JA管内は国産では日本一の生産量を誇ります。「ハニードロップ」は黄色一色で柄がない花びらが優雅な印象を残し、葬儀需要からブライダル、カジュアルフラワーまで幅広い需要があります。部会では「幸せを運ぶ黄色い花」とキャッチコピーを付けPRしており、需要期には2Lサイズのもので1本380円の高値で販売されることもあります。現在、季咲のものが開花期を迎えており、年間通して約100万本を関西や関東、九州の市場に出荷します。
 同部会では、本年産を15人が約3haに作付け。寒さに弱い同品種は、気温が下がり始める10月下旬から施設にビニールを被覆し温度管理を徹底します。また、芽かきを4月に行い、花に十分に栄養を行き届かせることで、需要期である年末に安定出荷できるよう努めています。
 また部会では、新しく伸びかけた芽の中から生長点を取り出し、無菌の培養基の中で増やす「メリクロン苗」を外部委託し、優良な株を安定して量産。高品質な花を継続して出荷しています。JA担当職員は「国内産の洋ランは外国産と比べて花持ちが良く、2週間程度咲き続ける。黄色一色の華やかさを飾って楽しんでほしい」と話していました。