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矢部加工場でユズとトウガラシの加工が大詰め

 矢部村のJA矢部加工場で、ゆずこしょうの原料となる地元産ユズとトウガラシの加工が大詰めを迎えています。ユズはJA管内の立花町で生産されたものを主に、一部大分県産も使用。トウガラシはすべて、矢部村で契約栽培したものを使用しています。ユズの皮とトウガラシ、食塩のみを使用し、ユズ本来の爽やかな風味と自然な辛みが味わえるとリピーターも多い人気商品です。年間通して約10万本を全国の生協やJA直売所などで販売します。
 ユズの集荷は、9月14日から始まり、10月上旬まで続く見込みです。同加工場では、ユズの洗浄、皮むき、細断の工程を経た後、トウガラシと食塩を混ぜ一定期間保存した後出荷・販売されます。トウガラシは、7月下旬に収穫したものを冷凍保存して加工する。加工場の約10人の作業員がそれぞれの工程を分担して作業し、1日約700㎏のゆずこしょうを作っています。またユズは、皮をむいて残った果肉の部分を絞って、ユズポン酢やゆずこしょうドレッシングとしても加工し、販売しています。
 ゆずこしょうは、鍋料理のシーズンを迎える秋以降、需要期を迎えます。JA担当職員は「地元産を使用した安全・安心なゆずこしょうは、焼鳥や刺身などさまざまな料理に合う。冬の料理に添えて味を楽しんでほしい」と話していました。