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就農支援センター研修生がナスを初定植

 JAが自己改革「農業生産の拡大」の一環として取り組んでいる研修施設「JA就農支援センター」では、令和4年度から初めて、ナス栽培での新規就農を目指す研修生を受け入れています。ナスは夏秋・冬春と1年を通して出荷でき収益が見込めることや、単価も安定していることもあり就農希望者が多く、イチゴ、トマトに続いて本年度から受け入れを始めました。
 現在研修を受けているナス研修生は、井寺豪さんと末川直樹さんです。2人は、指導者でナス生産者の吉田忠弘さんの指導のもと、6月から研修を積んでいます。9月27日には、約10aの園地に約900本の苗を初めて定植しました。11月下旬ごろからの収穫を予定しています。
 井寺さんは「研修では、最初は肉体的にきつかったが今ではだいぶ慣れた。今後はこまめな管理を心がけて小さな変化も見逃さないようにしたい」と話す。末川さんは「今のうちに吉田さんやJA職員の指導をしっかり吸収して、来年の就農に向けて備えたい」と意気込んでいます。
 本年度は、2人の他にもイチゴ研修生として5人が研修を積んでいます。7人は自分たちの希望する作物以外の作業でも、畝立てやマルチシート張り、かん水など協力しながら作業を進めています。JA職員は「イチゴ、ナスともこれからが一番忙しくなる時期。全員で協力しながら就農に向けて栽培技術を身に付けてほしい」と期待しています。