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持続可能な農業に向けて草刈り機&ドローン実演会開く

 JAや八女普及指導センター、行政、関係機関で構成する八女地域農業振興推進協議会中山間地振興部会は、8月30日、ラジコン草刈機やドローンの実演会を開きました。高齢化や人手不足といった問題がより深刻な中山間地域に対し、機械化を進めることで農作業の省力化・労働力軽減を図ることが目的です。農事組合法人をはじめ関係者など約70人が参加しました。
 実演会では(株)オーレックの社員がラジコン草刈機やスパイダーモアと呼ばれる取手が開店する草刈機の性能について解説。操縦者が斜面に立つことなく操作が可能となることから、足場が悪い環境でも安全に作業できることをPRしました。
 その後行われた空散用ドローンの実演会では(株)丸山製作所の社員2人が操縦役のオペレーターと指示役のナビゲーターとなり、水稲のほ場一面に農薬を散布。無人ヘリコプターと比べて、本体が軽量で操縦が容易な上、低価格で個人購入も可能であることを説明しました。また使用上の注意として、令和4年6月から100g以上の機体は国土交通省への登録が必要であることや、通常の防除より高濃度で農薬を使用するため安全への配慮を怠らないことなどを呼び掛けました。
 JA担当職員は「草刈機やドローンは補助事業の対象となることも多い。機会を有効的に活用し安全な農業に努めてもらいたい」と話しました。