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ブドウ「博多ピオーネ」出荷最盛

 JAぶどう部会で、5月下旬から始まった令和4年産ブドウ「博多ピオーネ」の出荷が最盛期を迎えています。盆需要期を迎え、八女市のJA稲富集荷場には、現在連日平均約2,000㎏が生産者によって持ち込まれ、福岡・広島・関西の市場に出荷されています。9月下旬まで、約250tを出荷します。
 「博多ピオーネ」は、JA管内で生産する黒ブドウでは「種無し巨峰」に次ぐ主力品種です。巨峰とカノンホールマスカットを掛け合わせてできた同品種は、巨峰よりも大粒で酸味が少ないのが特徴。歯触りの良い食感とマスカット由来の爽やかな甘みから、幅広い世代の消費者に人気があります。
 令和4年産は、生育期に降水が少なく、昼夜の気温差が大きいなど天候に恵まれたことから味の凝縮した高品質な仕上がりとなっています。
 福岡県最大のブドウ産地で、県内系統販売シェアの6割を誇る同部会では、部会員316人のうち120人が2040aで同品種を作付けします。JAでは、集荷場で荷口ごとに糖度17以上、酸度0.7%以下の基準で検査を行っており、厳選した博多ピオーネのみを出荷します。JA担当職員は「需要期であるこの時期に、少しでも多くのJA産ブドウを出荷し、有利販売することで、生産者の所得増大に努めていきたい」と話していました。