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 夏芽アスパラガスが出荷最盛期を迎えたことを受けて、JAアスパラガス研究会は各地区で現地検討会を開きました。猛暑や多湿など気象条件が厳しいこの時期に、栽培管理方法を申し合わせることで、10月下旬まで続くシーズンを通し安定供給に努めることが狙いです。
 6月27日、筑後地区で行われた検討会には研究会員7人が参加。収量の多い2人の園地を巡回し、仕立て方や生育状況を見て回りました。降水が少なく乾燥傾向にあるため、十分なかん水や追肥を行い草勢の維持に努めるよう呼び掛けました。また気温の上昇による高温障害対策として、遮光資材の使用や妻窓換気、肩換気などハウスのできるだけ高い位置で換気を行うよう申し合わせました。
 令和4年産アスパラガスは5月上旬より夏芽の出荷が始まりました。出荷最盛期を迎えた今、JA管内の集荷場には合計で日量700~900㎏が持ち込まれています。空梅雨の影響から生育はやや遅れ気味ですが、奇形化も少なく色味の良い高品質な仕上がりとなっています。
 JA担当職員は「近年自然災害が立て続けに起きている。防水・排水対策をしっかりと行い、安定した出荷を目指してほしい」と話しました。