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みずみずしく高糖度ハウス梨「幸水」出荷始まる

 福岡県産梨販売の約5割のシェアを占める、JAなし部会で、6月24日から令和4年産梨「幸水」の出荷が始まりました。八女市の立野広域集出荷施設には7月1日、約2.6tが生産者によって持ち込まれ、福岡県内などの市場に出荷されました。同品種は出荷量1,300tを目指して8月上旬まで続きます。
 同品種は、シャリシャリとした食感と、みずみずしく爽やかな味が魅力です。令和4年産は生育期の好天に恵まれたことや生産者の管理もあり糖度が12以上と高く果実肥大も良好。「近年ではトップクラスの出来栄えだ」と生産者も自信を見せています。
 同部会は、令和4年産梨を86人が約89haに作付けします。部会では、生産基盤維持のため担い手の園地集積や園地の若返りを図る改植に力を入れています。また、選果の際に選果場での光センサーにより糖度・熟度を厳正にチェックし、基準を満たしたものだけを出荷するなど、高品質出荷に向けた管理を徹底しています。JA担当職員は「部会全体で品質を維持しながら、安全・安心でおいしい八女産梨を消費者に届けたい」と話していました。
 8月上旬以降は「豊水」「甘太」「新興」「王秋」「愛宕」と出荷リレーが続き、12月まで約2,300tの出荷を見込みます。