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直売所「よらん野」令和3年度販売高が過去最高を達成

 筑後市のJA農産物直売所「よらん野」の令和3年度販売高が過去最高の11億4,944万円(税別)を達成しました(計画比108.4%、前年比102.6%)。来店者数も過去最高の58万4,751人を記録しました。新型コロナウイルス感染防止のため、大々的なイベントは実施できませんでしたが、店内チラシやSNSを活用しながら、毎日旬な情報発信や季節感のある売り場づくりを展開し集客に努めたことが功を奏しました。今年4月にオープンから11周年を迎え、今後も管内の拠点となる直売所として、地域に密着した店舗展開に努めるとともに、地産地消運動に取り組みます。
 販売高実績の約6割を、店舗に農産物を出荷する利用組合員の商品が占めています。販売面では、「安全と安心にこだわりをもった新鮮な商品」をスローガンに、農産物や加工品の販売を行ってきました。
 また、筑後市内の一部の保育園へ食材の提供や小中学校に毎月「ちっごの日」と称し、地元農産物を学校給食の原料として提供。食育の一環として地産地消事業を継続して行ってきました。
 さらに、残留農薬検査や加工品細菌検査を月1回以上実施し、出荷者に栽培履歴書を提出してもらうことで、消費者へ安全・安心な農産物のPRに努めてきました。
 同直売所は、多種多様な農産物が生産されるJA管内全域の直売所として、平成23年4月にオープンしました。28年7月に店舗を拡張し、地域ブランドの発信拠点として役割を担ってきました。利用組合員の数は、設立時の366人から745人にまで達しています(令和4年3月末現在)。
 5月18日に同市で開かれた報告会で、岡田浩実JA専務理事は「『よらん野』の新鮮な農産物は地域の食卓や生活に欠かせないものだ。出荷者の皆さまはこれからも健康に留意しながら、安全・安心な農産物を作り続けてほしい」と話していました。