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「種無し巨峰」「有核巨峰」出荷始まる

 福岡県内一のブドウ生産量を誇る、JAぶどう部会で5月11日から、令和4年産ブドウ「種無し巨峰」「有核巨峰」の出荷が始まりました。黒木町のJA黒木集荷場では初出荷のこの日、「種無し巨峰」が375㎏、「有核巨峰」が43㎏が生産者によって持ち込まれ、関東や関西、広島、福岡の市場に出荷されました。
 令和4年産は、開花期の日照時間が多かったことなど天候に恵まれ現在まで順調に生育。玉太り、色付きともに高品質に仕上がっています。
 同部会では、2品種の他にも「デラウェア」「博多ピオーネ」「シャインマスカット」を栽培。ブドウ全体で、9月下旬まで出荷量1,877t、販売金額約31億円を目指します。
 この日は初出荷を前に、JA担当職員や部会員などで目合わせ会を開き、「赤秀」「青秀」「丸秀」など規格について、実物と着色基準表を見比べながら入念に確認しました。
 JA同部会は、令和4年産ブドウを315人が155.9haに作付けします。溝田正忠部会長は「今年産もコロナ禍などで販売状況が不透明だが、出荷基準を徹底し有利販売に繋げていきたい」と話していました。