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伝統的な茶手もみ技術競う

 新茶シーズンを迎え、福岡県八女茶手もみ技術研究会と福岡県茶業青年の会は4月8日、八女市立花町の八女市担い手研修センターで「第38回福岡県八女茶手もみ競技大会」を開きました。団体戦で黒木Aチーム(徳永慎太郎さん、松尾祐哉さん、秋山直季さん)が優勝した。また、個人戦では徳永慎太郎さんが優勝に輝きました。
 大会には「おいしい八女茶づくり」の伝統と情熱を次世代に伝え、さらなる品質向上を目指そうと「福岡の八女茶」生産に携わる若手後継者21人(3人1組7チーム)が参加しました。
選手は、焙炉(ほいろ)と呼ばれる製茶台を囲み、約5時間かけて葉ぶるい・軽回転もみ・重回転もみなど手もみ作業に奮闘し、製茶技術の基本である伝統的な手もみの技術を競い合いました。
審査基準は、団体戦は茶の外観、水色、滋味といった品質審査点。また個人戦は選手1人1人の手もみ動作点で、6人の審査員が厳正に審査しました。
 優勝した黒木Aチームは、11月に静岡県で開催予定の「第24回全国茶手もみ茶技術競技大会」に出場します。
 大会事務局担当者は「手もみの技術を機械にも応用して、伝統ある八女茶の製造技術向上につなげてほしい」と話していました。