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令和4年度八女茶初入札!平均価格8,077円で好スタート

 「福岡の八女茶」の令和4年度新茶初入札会が4月18日、八女市のJA全農ふくれん茶取引センターで開かれました。落札価格の㎏平均単価は8,077円と好スタートを切りました。㎏最高価格は10万円となりました。
 初入札には、早生品種「さえみどり」など76点、1,519.8㌔の荒茶が上場されました。令和4年産は、冬場の冷え込みと、3月以降の温暖な気候との寒暖差により芽に栄養が十分に蓄積されました。昨年産より約1週間程度遅れながら順調に生育しており、関係者らも「肥料を十分に吸って、うまみの濃い上質な一番茶に仕上がっている」と高品質な出来ばえに手ごたえを話しています。一番茶は、4月下旬から5月上旬にかけて出荷の最盛期を迎えます。
 初入札会式典は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため規模を縮小して、関係者のみ約60人の参加となりました。茶商らは全員マスクを着用し、体温測定、健康チェック、手洗い、アルコール消毒を行うなど感染対策を徹底しました。各自でティースプーンを持参し、荒茶サンプルを入念に確認。選び抜いた荒茶の香気、水色、滋味などを吟味しました。
 野中公彦JA組合長は「発祥から約600年を誇る伝統と歴史のある八女茶栽培を生産者が今後も続けていけるよう、茶商の皆さんには少しでも高値での取引に期待したい」と話していました。