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ガーベラの出荷が最盛期を迎える

 西日本一のガーベラ生産量を誇る、JA花き部会広川ガーベラ部で、令和4年産ガーベラの出荷が最盛期を迎えています。同部が栽培するガーベラは100品種を越え、花の色や形などの違いでさまざまな需要があります。令和3年から新型コロナウイルスの影響で家庭需要が高まり、それに加えて本年産は卒業・入学イベント需要もあり販売は好調。単価も例年より20円ほど高く取引されています。生産者は「気温が20~25度で推移する今後は、ガーベラにとって一番生育が適した気候となる。高品質な花をできるだけたくさん出荷したい」と意気込んでいます。
 同部は、本年産を7人が約2.4haに作付けします。広川町のJA下広川集荷場には、現在日量3万本を越えるガーベラが持ち込まれています。5月中旬まで最盛期は続き年間通して約500万本を関東や関西、中国地方の市場に出荷します。
 完全共選共販制を敷く同部では、同センターに持ち込まれたガーベラを、作業員が選花や保護キャップ付け、箱詰めまで分担して行います。花の鮮度を保つため、大型冷蔵庫で予冷するなど、品質管理を徹底しています。JA担当職員は「種類が豊富なガーベラは、贈答用から日用品まで用途が広く、花持ちも良い。生活のいろんな場面で花に親しんでほしい」と話していました。