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柿「松本早生富有」出荷目合わせ会開く

10月12日、JAかき部会は、10月中旬より始まる「富有柿」の早生種である「松本早生富有」の出荷へ向けて目合わせ会を開きました。市場価値の低い実の柔らかくなった柿の混入を未然に防ぎ、高単価での販売に繋げることが目的。部会員約20人が参加しました。

目合わせ会ではJA担当職員がカラーチャートを使い着色基準について説明。収穫時の注意としては実際にサンプルを用いてキズや病害虫果の取り扱いについて説明を行いました。また収穫時の注意点として①果実温が上がらないよう遮光シートで直射日光を避ける、②打ち傷・押し傷の原因となるため果実の転がしや詰めすぎを行わない、③花柱痕・果梗枝による刺し傷に気を付けることなどを申し合わせました。

今年は8月に全国的な豪雨に見舞われたことから実の柔らかい柿が目立つため、徹底した選果により高品質の出荷を心掛けています。

同部会では、今年産の富有柿を25人が約5haに作付け。高品質な柿を安定供給できるよう、園地視察や講習会などで栽培方法を学ぶ他、生産者各人が摘蕾摘果を徹底することで、重さ280g前後の量販向けサイズの生産に努めています。柿全体60tの生産量を見込みます。

 JA担当職員は「生産者の高齢化に伴い部会全体で収穫量も減ってきている。高単価での取引に努め、八女産の柿を盛り立てていきたい」と話しました。