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郷土の偉人の功績をたたえしのぶ

JA筑後地区センターは10月15日、筑後市の水田天満宮で、稲作における螟(めい)虫害の研究、対策に尽力した郷土の偉人、益田素平氏の功績をたたえしのぶとともに、後世に守り伝えようと神事を執り行いました。例年開いている「益田素平翁頌徳祭」は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため2年連続で中止となり、規模を縮小し開催。益田氏の遺族や深町光治筑後地区理事代表、下川祐樹同地区センター長ら6人が参列しました。  

 益田氏は、筑後市出身の農学者で、当時、稲枯れの原因だった「螟虫(ガの一種)」を研究し、作期をずらして虫害を回避させ、穂枯れの発生を軽減する「遁(とん)作法」を発明。さらに研究を重ね、虫が潜む稲株を掘り取り焼却するといった駆除方法を広めました。この方法は、農薬が開発されるまでの間、広く行われました。

 同地区センターの敷地内にはその功績を称え、益田氏の銅像が建立されています。