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良質な一番茶収穫に向けて秋整枝講習会開く

JA茶業部会では、来年の良質な一番茶生産に向けて、JA管内の各地区で秋整枝講習会を開きました。10月1日~12日の約2週間にわたって行われ、延べ200人が参加しました。

 来春の一番茶の萌芽を揃えるために行う秋整枝は、収量や品質を左右する重要な作業の一つ。茶樹の樹勢や葉の硬化を観察し、それぞれの茶園に適した芽数を調整する技術が必要とされます。

 講習会では、JA担当職員や八女普及指導センターの職員が、整枝の時期や高さなどについて説明。参加者は、茶園に入り、葉の硬化度や枝の状況を確認しながら整枝の高さの目合わせをしました。整枝の時期については、10月中旬の現在も平均気温が20℃以上と高く推移しており再萌芽の可能性があるため、平均気温が19℃以下になってから整枝を行うよう呼びかけられました。また、生育が良好な茶園では、本整枝の1週間前に粗切りを実施することについて申し合わせました。整枝の高さについては、越冬芽の養分貯蔵のため、葉層を10㎝以上確保することについて確認。他に、今後の病害虫の防除や来春の茶園管理についても説明がなされました。