玉露審査会、大臣賞に城さん2015.06.01

全国茶品評会玉露の部で、平成26年度も農林水産大臣賞を受賞し、全国でも名高い「福岡の八女茶」の玉露。その玉露の品質を競う27年度福岡県茶共進会の玉露部門の審査会が5月29日、八女市のJA全農ふくれん茶取引センターで開かれました。最優秀賞の中から選ばれる特別賞の最高位・農林水産大臣賞を、新枝折製茶の城昌史さん(八女市黒木町・品種=さえみどり)が受賞しました。
受賞茶を含む出品茶は6月2日に同取引センターで入札販売されます。
審査会には、JA管内の八女市上陽町、星野村、黒木町、矢部村から108点が出品。品種は「さえみどり」「やぶきた」「やまかい」などでした。
10人の審査員は、はじめに外観を審査。その後、外観審査結果順に茶碗を並べ、香気や水色、滋味を1点ずつ審査しました。順位付けは審査員全員の合議制となっています。
審査長を務めた県農林業総合試験場の仁田原寿一八女分場長は「14日に行った煎茶部門同様、玉露も上位と下位の品質格差が少なかった。全体的にレベルが高く、特に上位のお茶は全国茶品評会で一等賞を取れるような出来だ」と話していました。
その他の上位入賞者は次の通り。()内は特別賞名。
◇2位(九州農政局長賞)=山口孝臣さん(八女市星野村)、3位(福岡県知事賞)=金子守さん(八女市上陽町)