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刈り取られた黒木大藤の花がシロップ漬けとして復活!2020.05.28

刈り取られた藤の花のシロップ漬けを手に笑顔の堤さん
刈り取られた藤の花のシロップ漬けを手に笑顔の堤さん

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、見頃を迎えたにもかかわらず刈り取られた、黒木町の「黒木大藤」の花が、シロップ漬けとして生まれ変わりました。

 地元のしょうゆ店「まる昌醤油醸造元」の堤裕一郎さんが大藤の花を使い加工。400個を完成させ、6月2、3日に天神の福岡三越地下2階催事場で販売します。1個480円(税込み)。在庫限り。

 国指定の天然記念物「黒木大藤」は、藤棚一面に広がる花「紫のカーテン」が魅力で、満開の時期には毎年約20万人が訪れています。今年は、人の密集を避けるため、4月28日に関係者により刈り取られました。

 藤棚のすぐそばに店を構える堤さんは、花が刈り取られる当日に「もったいない。何かできないか」と思い立ち、現場で花房を集め持ち帰りました。桜のシロップ漬けを参考に試作を6回繰り返し、10日ほどで完成。「花がしおれるので時間との闘いだった」と堤さんは話します。

 シロップ漬けは、藤の花の香りや風味が楽しめます。レモン汁を入れたことで、花の紫色をできる限り留めたまま、保存性を高めることに成功しました。堤さんによると、炭酸水で割るのがおすすめだそうです。

 堤さんは「刈り取りがあったことで、藤の大切さを再確認できた部分もある。これからも、町の誇りである大藤を守っていきたい」と自ら加工したシロップ漬けに思いを込めます。

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