乾燥シイタケの入札会開催2015.04.15

JAしいたけ部会は4月14日、上陽町のJA上陽野菜集荷場で乾燥シイタケの初入札会を開きました。1kgの平均価格は、昨年を843円上回る3,185円、1kgの最高価格は4,820円でした。初入札会には県内外の指定業者14社が参加しました。
上場点数は、部会員が持ち込んだ原木栽培の露地物125点で合計1,949kg。27年産は、小ぶりのものもありますが、全体の品質は高く例年並みの出来栄えです。
入札会場には、1箱に約17~25kgの乾燥シイタケが入った箱が所狭しに並べられ、業者は香りや形、厚みや乾燥具合、重さなどを入念に確認し品質を見極めていました。
生産者74人で構成する部会では、山林での原木栽培にこだわり、安全・安心でおいしいシイタケを栽培。収穫後に、1つ1つ傘の部分が上向きになるよう丁寧に乾燥機に並べ、温度管理に細心の注意を払いながら、40~55度の温度で20~24時間かけてじっくりと乾燥させ、香り豊かな乾燥シイタケを作っています。
馬場美喜男部会長は「料理学校の生徒に協力してもらい新たな食べ方を見つけ、PRにつなげたいと考えている。乾燥シイタケは、ダシ取り以外にも使い方があり、ダシを取ったあとの乾燥シイタケを天ぷらにする食べ方もある。乾燥シイタケの新しい食べ方の提案などを通して消費拡大につなげたい」と話していました。