育苗管理徹底で高品質なシンテッポウユリ栽培へ2020.02.26
JA花き部会シンテッポウユリ部は、2月25日、黒木町で育苗講習会を開きました。8月盆出荷用の育苗管理を徹底し、高品質出荷により、生産者の所得増大につなげることが目的です。自家育苗の生産者ら11人が参加しました。
講習会では、各生産者の育苗ハウスを巡回し生育状況を確認。今後の栽培状況に応じた、追肥や液肥、防除のタイミングや適量について話し合いました。育苗管理では、温度が上昇する時期の育苗となるため、セルトレイは200穴を推奨し、ハウス内の温度を15~25度に保つこと、発芽まで、土壌の乾き具合を見てかん水を行うことなどについて確認しました。また、立ち枯れ病など病害虫被害に注意することや、定植日の2週間前を目安に施肥をすることなど、定植準備について、JA営農指導員や八女普及指導センター職員から説明がありました。
同部の令和2年産は14人で約148a作付け。昨年11月下旬から播種が始まり、4月上旬に定植の最盛期を迎え、極早生系統は6月上旬に収穫が始まり、8月の旧盆出荷に向けて最盛期を迎え、10月中旬まで出荷が続きます。今年産は約37~40万本の出荷を見込んでいます。
JA担当職員は「気温が上がる今後は、ハウス内の温度管理を徹底し、葉枯れ、立枯れなどの病害に気をつけてほしい」と話していました。