ブドウ冬季の栽培管理を徹底2019.11.28
JAふくおか八女ぶどう部会では、生産者個々の栽培技術を統一し、ばらつきがなく高品質なブドウ収穫につなげようと、管内各地区で冬季管理講習会を開いています。11月27日に広川町で開いた講習会には、約30人が参加し、剪定や苗木の植え付け、若木の育成などについて学びました。
講習会では、JA営農指導員が、ノコギリや剪定バサミを使って実際に剪定。枝の向きや整枝の間隔など、樹勢を維持するための剪定方法について説明しました。秋雨と台風により、早期落葉した園地では今後も枯れ込みが進むため、極力遅い時期に剪定することや、露地栽培とハウス栽培の剪定の順序などについても申し合わせました。
また参加者からは、土壌管理、病害虫防除など冬季の管理法について質問が挙がっていました。
JA園芸指導課の担当職員は「今年の冬は暖冬傾向で、例年と比べて低温積算時間が少ない。樹の状況を十分観察し、芽が出る前の来年2月までに剪定を終えてほしい」と呼びかけていました。